2011年7月27日(水) 【432日目】本日の気温23-26℃ 湿度47%

先日PTさん宅で
「次男君が生まれた時の写真見る?」
と言われ、見せてもらった。
長男君は日本で正常分娩
次男君はブラジルで帝王切開だったそうだ。
普通の日本人であれば
“生まれたときの写真”といえば・・・
母親と初対面の時や
生まれたばかりの寝ている我が子の
写真だと想像するものだ。
でも・・・見せてもらってびっくり!!
PTさんが手術台に座っている写真。
「これから麻酔するところ」だと言う。

え~!ブラジルでは
手術室に家族が入って写真を撮ってもいいの~

※診察や超音波検査でも、血液検査でも
大抵、夫が付いてくるのだそうだ。
日本じゃ考えられない!!
もし、夫がDVの加害者だったら
被害者の妻は常に監視されていることになり
一人になる時間も無く
誰にも(助産師等に)相談することができないじゃないか!
・・・あら?
座った姿勢で腰椎麻酔してるぅ~

※もう10年ほど昔の様子なので
「今は機材や麻酔の仕方が違うかもしれない?」
と言っていたけど・・・
参考→
帝王切開時の麻酔 その他
手術している様子も写されていた。
赤ちゃんが生まれて(もちろん血液まみれ)
・・・などなど
ちょっと衝撃写真があった。
これなら
言葉のよくわからない外国人が
帝王切開を受けるとしても
記録に残せるから
後で自分で検証できていいね

帝王切開術は本来
適応(手術で産まなくてはならない理由)が必要なのだ。
でも(PTさん曰く)
「ブラジルでは医者の都合でみんな帝王切開になるのよ」
「スケジュールに入れやすいからね」
「それにブラジル人は痛みに弱いのよ~!」
なんて言ってた。
また
「日本で長男を産んだときすごく痛かった…」
「もう二度とあんな思いしたくない」とも言ってた。
痛みに弱いこと
出産は帝王切開ですrものだと思い込んでいたこと
外国ではじめて出産する不安が混ざり合って
イヤな記憶として残っちゃったんだろうね

・・・遡って素敵な記憶にしてあげた~い
私もすごく昔に
日本でブラジルの方の陣痛ケアをしたことがある。
本人は「早くお腹切って~!」と叫び
『適応がないと出来ない』と医師が説明しても
「ブラジルはみんな(帝王切開)する」
「私のお母さんも、おばあちゃんも、近所の人も
みんなそ~う」と言う。
このときはじめて
適応無視で帝王切開する国があるってことを
知ったのだった・・・
妊娠や分娩に関する事前学習と
医療者による分娩時の適切なサポートがあれば
痛みを自己コントロールして
安全で安楽なお産ができるはず。
お産は
1度の人生で何回も体験するものじゃないので
幸せで、素晴らしい記憶として残し欲しい
